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何も起きないおじさんの日常の一カケラ

沖縄旅行1日目 胃袋

日々はどんどん更新されていくのに、この旅の出来事はまだ、
ゆらゆらと、なまあたたかいまま私の腑の底を泳いでいる。

こんな感覚初めてだなあ。

浜辺の茶屋をあとにして、夕飯をいただくために
ほど近いお店へ向かった。

お店の名は「胃袋」
浜辺の茶屋と同じ南部の、少し離れた山の中腹当たり。
車を止めて、向かい入れられた途端、胃袋劇場のスタート。

ようやく暗くなってきたあたりを艶めかしく照らすろうそくの灯り、
店主の趣味が行き渡った美しい調度品たち、そして、カウンターの先の
圧倒的な眺めのなか、食の旅が始まる。

地のものを使った、店主の解釈による料理たち。
おいしさを味わうことはもちろんのこと、食材の説明やそれらにまつわる
エピソードを聞きながら、食材を育てた土壌や人に思いを巡らせ、咀嚼する。

時に音楽や美術の話も挟みつつ、そう、胃袋に来ることがこの沖縄の
旅の大きなハイライトだったのだけれど、もう一つ、あるものを見る
目的があって、偶然にも店主の方もそれに行かれるのだとか、
そんな共通の話題があったこともうれしかった。

料理のことに触れてないけど、美味しかった。もちろん美味しかった。
一つ触れるとすれば、メインの豚とあさりの煮込みは、はっとする美味しさ
だったのだけれど、でも、そういうんじゃないんだよな。
私がこのお店で感じて伝えたいことは、そういうことじゃない。

私はまだ旅の途中で、このお店に出会えた、と、いうこと。
旅に出て、そこで誰かと出会い、また旅に出る。

ありがとうございます。きっと、また伺います。

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